病院・医院が「自宅出産希望」の妊婦を嫌い検診等一切を受け入れない、その理由

病院・医院が「自宅出産希望」の妊婦を嫌い検診等一切を受け入れない、その理由

要は「面倒くさい上に儲からない」からだ。自宅出産を希望する妊婦さんは約10ヶ月の間に、数える程検診に来るだけ。万が一、出産時に何かあった場合緊急対応しなきゃいけない。しかも「陣痛促進剤」なんて当然使わないので緊急連絡が何時になるかも分からない。その上お産代は病院でなく、開業助産師さんに当然入ります。「自宅出産希望の妊婦」は、病院側からすると”お金にならない上に厄介な人”です。


(病院勤務の助産師さん曰く、医者は「出産させてあげている」という考え、(自然分娩を推奨する)助産師は「母の産む力と子の産まれてくる力」によって出産、周りはそのサポートである、という考えの為「医者」と「(自然分娩を推奨する)助産師」の出産に対する考えや捉え方の相違が大きく、当然意見も対立。両者に「溝」がある事も、と。それも含め「わざわざ開業助産師などに手を貸すかい」ってな事なんでしょうかねぇ)
兎に角、福岡市内の病院・医院は、恐らく前記理由で一切協力してくれません。協定を結んでいるかの様に一院もなく、今福岡で「自宅出産」を希望したら検診等は、北九州と柳川の2院のみ。この現状は異常だと思いませんか?
ある病院がHPに受け入れない理由として「1~2回の検診では、対象の把握が出来ない。徹底した妊娠管理があってこその自然分娩だと考える」とありました。じゃあ今の様に医療が発達していなかった50年位前迄、殆どの日本人は家で産んでたけど何て説明するの?逆子や異常妊娠・出産であれば全く話は別で、徹底した管理・医療の力が必要ですが「自宅出産を受け入れない理由」としては説得力ないですよねぇ。

信じられない事をいう、50代の助産師

又、全ての助産師さんが「自然分娩や母乳育児を推奨している」訳では決してありません。つい先日、8ヶ月の児を母乳で頑張ってる友人が市の委託助産師(50代)に「預かりは粉ミルクじゃないと困る!いつまでも母乳やっとったら子供に乳首食いちぎられるたい!」と言い放たれました。
うちの2歳4ヶ月の愛息子もまだ飲んでます。歯もしっかり生えてっけど一度も噛まれた事ないんですけどっ!!断乳(強制的に乳離れ)か卒乳(児が母乳を飲まなくなるのを待つ)かを選ぶのは母親じゃっ!!「食いちぎる」
って何が根拠なんっ!一生懸命頑張ってる新米ママに言う言葉じゃないですよね。友人は市の窓口に相談して保育所を変えました。若い助産師さんは冷凍母乳も快く受けてくれ、児にも優しいのだそう。
話が脱線しましたが、「自宅出産希望」と病院に相談したら先生に色々酷い事を言われたとかヤな話は沢山あります。その度に「何でこんな間違った情報や認識が当たり前になってて、平気で酷い事言うの?」って思います。(私も歯医者に”母乳は虫歯になる”と言われましたが、”甘いもん与えるからだろ?母乳は関係ないだろがっ!?”と心の中で文句たれてました)いかん、また脱線(汗)。
今回は話題があちこちに飛びましたがこの先、子を産むであろう独身・既婚・経産婦さん含め、色んな所から情報を得て自分が納得出来る出産・育児を実践して頂きたいと思います。
(*にーにゃ編集長jeek)

2007/10/01