Vol.3 外貨MMF

今回は、外貨投資でありながら安全性の高い、外貨投資の基本商品である「外貨MMF」について解説します。

海外旅行等で日本円を外貨に両替する時、1ドル＝●●円が、いつも変動しているのはご存知ですか？これを為替変動と言います。国内よりも高い利回りを得ながら、売却時にはこの為替の変動による利益も狙う事も出来る。それが外貨MMFです。

外貨MMF　(マネー・マーケット・ファンド)

外貨MMFは投資信託の仕組みを使った外貨投資の方法で、国債や格付けが高い債券、譲渡性預金等で期間が90日以内の短期金融商品を中心に運用する、安全性の高い金融商品です。但し為替レートの影響を受けるので、購入時点よりも円高になった場合、円に換金した時に元本割れをするリスクがあります。

投資対象となる通貨

アメリカドル（USD）、ユーロ（EUR）、オーストラリアドル（AUD）、等があります。取り扱い通貨は金融機関によって異なります。

一般的には1万円程度から購入出来ます。毎月一定額を購入していく積立もあります。

購入

証券会社等で購入出来ます。その日の為替レートに各金融機関が手数料を加算したレートが適用されます。
また、日本円から外貨に替える時と外貨から円に交換する時の為替レートは異なります。為替手数料は金融機関によっても違いますので、事前にチェックして下さい。

ＦＰ久保さんアドバイス

投資において、これから金利が下がりそうな時は債券等の期間が長期の商品を選び、逆に金利が上がりそうな時は期間が短い商品を選ぶ事は大原則。
昨年秋の金融危機以降、各国の金利は下がって底と言える状況です。今は外貨投資をするにも外国債券の様な商品ではなく、今後の収益性（分配率）の上昇を期待して外貨ＭＭＦの様な商品を選んだ方がいいでしょう。
もちろん最近のような円高の時期は、為替差益を狙うには絶好のチャンスです。