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 原口クリニック院長の『美容外科・形成外科のホント』 

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脂肪吸引 ~理論編~

『美容外科・形成外科のホント』前回の脂肪溶解に引き続き、今回は脂肪吸引について原口先生に詳しくお伺いしてきました。

イラスト

取材陣(以下、取)/まず、『脂肪吸引』についてお教え下さい。
原口先生(以下、原)/簡単にいえば「真空ポンプで脂肪を吸い出す」施術(手術)です。
1970年代後半にフランスで始められ、その1~2年後には日本でも行われるようになりました。従って歴史はもう30年近くになります。私もその頃からこの施術に携わっているんですよ。

/そうなんですか!では、安全性はどうなのでしょうか?
/前回にも少し話しましたが、施術自体はルールに従ってきちんと施術を行えば安全です。
患者さん側の条件としては
1.健康であること(貧血の方や重大1.な基礎疾患をお持ちの方は手術1.出来ません)
2.脂肪吸引を希望している個所が2.皮下脂肪かどうか
(内臓脂肪の場合や筋肉でのふくらみの場合は手術出来ません)
でしょうか。これらを事前診察でしっかり確認する必要があります。また施術中も、吸引する量や吸引する箇所の状態・形等を十分確認しながら行わねばなりません。

/吸引する量に決まりはあるのでしょうか?又傷跡についても教えて下さい。
イラスト/脂肪吸引の際には脂肪と一緒に血液も吸引されますし、吸引された場所からの出血もあります。脂肪吸引は美容施術なので輸血してまでするものではありません。脂肪と一緒に吸い出される血液が健康上問題のない程度で抑えられる必要があります。
目安としては献血の時と同じ位の量である200~400ccと言われています。以前は吸い出されたものの約1/3が血液だったので一度に多く吸い出す事が出来ませんでした。
しかし現在は、タメセント法という出血を抑える麻酔補助方法や超音波などを併用して出血を抑える事が可能になった為、以前に比べて吸引出来る量は増えて、外来手術で可能な吸引上限量は大体1回につき1500~2000cc程でしょうか。重さにすると約1.5kgですね。

傷跡については、部位や範囲によって違いますが、カニューラと呼ばれる吸引管を差し込む部分に5mm~1cmの傷が付きます。頬や首の場合は耳の後ろ、腕の場合だと脇のしわの部分と肘の部分、お腹だと広範囲なのでおへそと両足の付け根の部分、太ももは前面の場合は両足の付け根の部分と膝の部分、後面の場合お尻と足の付け根の間の凹み部分と膝関節のしわの部分、ふくらはぎは膝関節のしわの部分と足首などになります。

/ちょうどシワがある部分や、目立たない箇所からのアプローチなので傷は思った程目立たないですね。
/はい。体表的に「傷は小さいが効果大」というのが脂肪吸引の特徴です。しかし、皮フの下は広範囲で「傷ついている」状況ですから術後のケアも重要となってきます。
余談ですが、脂肪吸引というと一般的にダイエットというイメージが強いのですが、そうではなく、脂肪吸引は部分的に形を整えるいわゆる「シェイプアップあるいはボディコントゥーリング」なんです。きれいな体の輪郭を作り出す為に、いかに形良く均一に吸引するかが重要です。私はいかに脂肪を多く吸引するかより、いかに上手に脂肪を残して良い形にするのかの方が大事だと説明しています。

/そうなると施術者の熟練度や経験値によって、結果が大きく作用されますね。
/そうですね。細心の注意を払って行う必要があります。腕や足の場合は明らかな左右非対称になってしまいますし、表面が凸凹になる場合もあります。それだけでなく「施術部位に水が溜まる」「壊れた脂肪が体内に残って塊になる」「癒着や色素沈着」等、後遺症や合併症の危険も伴う施術なので基本に忠実な高い技術と知識は勿論、症例数等の治療経験は必須であり重要です。

/脂肪吸引は絶対に「信頼出来る医院」での施術が必須条件ですね。
 
先生、次回は実際の施術の流れと機械について、また注意点などをお伺いしたいと思いますので、引き続き宜しくお願い致します。



 
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診療科目
◇美容外科
●目/二重・眼の下のタルミ・膨らみ、まぶたのタルミ、上眼瞼のくぼみ●鼻/隆鼻術、鼻翼縮小、鼻先形成術●口/口唇、歯茎●耳/ピアス●肌/ニキビ、ニキビ痕、肌の黒ずみの除去、ペンだこ、座りだこ、イレズミ除去●顔・輪郭/フェイスリフト、前額部シワ取り、コメカミ、エラ、頬骨●若返り/フォトスキンセラピー、シミ、シワ、ケミカルピーリング、コラーゲン、ヒアルロン酸、ボトックス●毛/植毛、まつ毛・脱毛(レーザー・針)●身体/豊胸、乳房下垂、乳頭縮小、脂肪吸引、身体のタルミとり、でべそ、多汗症●女性/小陰唇縮小、膣縮小●男性/包茎、シリコンボール●その他/ニンニク点滴、プラセンタ点滴、ビタミン点滴、AGA(男性型脱毛症)、ED(勃起不全)
◇形成外科(保険診療)
外傷・手術等のキズ跡、先天異常の形成外科治療(口唇裂・眼瞼下垂・耳垂裂・臍ヘルニア等)、身体各部の腫瘍(粉瘤やイボ・アザやホクロ等の母斑・血管腫・悪性黒色腫等の皮膚ガン)、陥没乳頭、ワキガ、巻き爪、外反母趾等
 

原口院長 原口院長 原口院長より
日本形成外科学会認定専門医
日本美容外科学会認定専門医
社団法人日本美容医療協会認定適正認定医
昭和大学形成外科兼任講師
どこに行くにしてもきちんと説明を受け、質問をし、疑問点のないようにした上で、その場で即決せず、一度冷静に考えてから決めるようにして下さい。
自分自身の体のことです。後々後悔しないためにも、しっかりじっくり考え、医師と相談し、決定していただきたいと思います。

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