A．検診時にきちんと申告すれば、それに合った検査方法で対応されますので問題ありません。申告しなかった場合（特に注射による注入療法の豊胸の場合）は、触診などでシコリをガンと間違われる事があります。
その場合に細胞を取ってガンかどうかを調べたりするので皮フにキズがついてしまいますから、ちゃんと申告しましょう。

A．アメリカで以前その事が問題になりましたが、
豊胸と乳ガンとの関連性を研究した報告があり、
豊胸手術した場合としてない場合での乳ガン発症率はほとんど変わらず、豊胸する事で乳ガンの確率が上がる事はないと考えられており、現在ではアメリカでもグミ状のコヒーシブシリコンバッグが作られています。

A．有害だと言う事はありません。
以前は液状のタイプのものが多く、その場合一度に大量に注入してシリコンが皮フや血管や筋肉に大量に吸収されて関節痛や微熱が続くような症状が出たと言う症例はありますが、近年は粘稠度が高いもの、特に最近ではグミ状のもの（コヒーシブシリコンと言います）が主流で流れ出て体内に吸収されると言う事はないので、安全度はより高くなっています。
ですので、定期的に何年かに一度取り替える必要はありません。
それでも10年を過ぎたら定期的にチェックを受ける事をお勧めします。

※Sub-Q（サブ・キュー）…人体の皮膚や細胞に存在するムコ多糖類の一種で身体に安全なヒアルロン酸が主成分です。

A．純粋なSub-Qであれば吸収される訳ですから、1～2年ぐらいで元に戻る事が期待出来ます。
逆に言えば高い治療費（1シリンジ数万円します）でそのくらいしか持たないと言う事になります。
ただし、1箇所に多量に注入されている場合は生体カプセルが出来て取り囲まれる事があり、吸収されにくくなる事も考えられます。
100ccと言うのが片側の量か、両側の量か判りませんが、Sub-Qは1シリンジ2ccですので、100cc入れたと言う事は50シリンジ入れたと言う事になります。
また不純物などの入ったものが使用されていれば、吸収されない物質がしこりとして残る事も考えられます。
他のコラーゲンやヒアルロン酸でもしこりを残さないように、一箇所にかたまらないように注意して注入しますので、治療担当医もそうしてくれたと思います。現時点では、経過を見る事が良いでしょう。

これは非常に難しい問題です。
高い治療費、効果持続期間、ご質問の方のような問題から、私のところでは注入による豊胸は行っていません。
諸外国でもこの方法を行っているところは少ないと思います。
以前の［美容外科医院の正しい選び方］でお話したように、過大広告のところやメリット／デメリットをキチンと説明しないところ等は、本人の納得いく手術なのかどうかがハッキリしない為トラブルが起きやすいようです。
必ずいくつか病院を回って納得いくところを探すようにして頂きたいと思います。

豊胸術（手術料）…735,000円
　※別途材料費　（生食バッグ、コヒーシブシリコンバッグ）…150,000～200,000円前後