◆憧れの”ぷっくり“唇

取材陣(以下、取)／まず、『唇』に関するお悩みはどのようなものなのでしょう？

原口先生(以下、原)／唇の厚さから幅や形、笑った時に見える歯茎を隠す、唇にあるホクロやおでき除去、口唇裂等様々ですが、特に多いのは唇の『厚さ』を変える治療でしょうか。

最近はアイドルやタレントの影響で、唇をぷっくりさせたいという方も増えてきています。それまでは、「タラコ唇だから…」と気にされている方が多かったですね。

取／私も薄いのでぷっくり唇には憧れています。具体的にはどのような手術方法になるのでしょうか？

原／コラーゲン、ヒアルロン酸を唇に注入するという方法と自分の脂肪を注入するという方法があります。

まずコラーゲン、ヒアルロン酸注入の場合の方法は、注射でそれらを注入するだけなので「手術は抵抗がある」という人向けです。

どちらも体内に吸収されるものなので、いずれ元に戻るというデメリットがあるものの、その都度、修正や変更が出来ます。

したがって、3～4ヶ月に1度の繰り返し注入が必要になりますね。

自分の脂肪の場合は、唇の厚さを増したい部分に自分のお腹などから採取した脂肪を注入する方法です。

一時的なものでなく、持続性を希望される方向きです。

100％生着する訳ではなく、注入した脂肪の約50％が生着し、その状態を保ちます。

その他、手術をして白唇部(鼻の下の白い唇の部分)を縫縮することで唇の赤い部分＝赤唇を厚くみせたり、皮弁を用いる方法もあります。

取／それでは、「唇を薄くする」という治療はどのようなものですか？

原／赤唇をくさび状に取って、厚みを薄くするという方法が用いられます。

手術自体は10～15分程度で、抜糸は約1週間後になります。

術後の経過ですが、傷は内側ですし、若干のハレはありますが、女性の場合はお化粧すれば、他の人には分らない程度のものです。

取／なるほど。これらの術後の注意点などはありますか？

原／術直後の注意点は、ハレを抑える為に冷やす事と塩気の多いものを控えるという程度(しみる可能性がある為)で、術後は通常通りの生活でＯＫですよ。

取／え?!私は、もう少し大掛かりなものだと思っていたのですが、「週末にちょっと‥」でも全然大丈夫なんですね！

原／唇の厚みで1cm以上の変化を…という場合は殆どないので大きな手術になることはなく、少し目立つようであれば抜糸までの間だけマスクをするとか、抜糸後はお化粧して目立たなくする事が出来るので、長期休暇を取る必要もないんです。

術後の注意点も殆どないので、精神的にも負担が少ないのがこれらの特徴でもあります。出来るだけ患者さんの負担はないようにしているんですよ。

取／意外に手軽な感じの手術なんですね。ますます私もぷっくり唇にしたくなってきました。

原／でも、自分では唇が厚い・薄いと思っていても、実際に計ってみると日本人の平均値とほぼ同じで、対処すべきことが違ってきたりする事もあるんですよ。

また、唇のキズ痕やホクロ等おできも目立たなくする事が可能です。

何か悩みがあれば、一度キチンと相談する事をオススメします。

取／そうなんですね。ありがとうございました。

◆料金（原口クリニックの場合）