シワというのは、皮フが萎縮している状態だと出来やすいのです。
萎縮の原因になるのは「日光、紫外線」。そして、嗜好品としては「たばこ」。
そういったものが皮フを萎縮させてしまう為、シワを作る手助けになってしまいます。
なので、日常の中で「日傘で日光をさける」「たばこを少し控える」等の予防をすることで肌の衰えを守る事が出来るので、これもシワを予防するひとつの方法でしょう。
まずは、シワの治療をする前に、どうやったらシワが出来ないか、という事を考え実行する事がまずは大事なのです。

まず、目尻のシワというのは何故出来るかというと、「笑う」から。
なので、表情の豊かな人が出来やすいという事になります。要するに表情ジワ。
だからって、ずっと能面みたいな顔でいるというのは無理な話ですよね。
眉間とかおでこだと皆が見ても印象は悪くなるけれど、中でも目尻のシワは、よほど深く刻まれたというものでなければ、それに対する印象というのは悪いものではありません。ですので、あまり気にしなくて良いと思います。

治療の話にいくと、普段はあまり目立たなくても笑ったりした時にすごく目立つといった場合。
これは筋肉によって出来るシワなので、その筋肉の力を弱めればいいという事になります。
ではどういう治療がいいのかとなると、それは『ボトックス』でしょう。これは筋の力を弱めるという働きがあるので、そのシワを寄せる筋肉の所にだけ働かせてシワを寄せにくくしてしまう。それで、笑った時でも目尻のシワが浅く短く出来るという訳です。

では、力を抜いても表情に左右されずに終始くっきりとシワが出ている場合。
お化粧が溝に埋まりかぶれやすいというような人の場合は、何もしない時にも平らになる方法、つまり溝を埋めるという治療法が適しています。
その場合は『コラーゲン･ヒアルロン酸』等でしょう。ただ、どちらが良いかといえば、目の周り等の薄い皮膚の場所は、コラーゲンの方が適していると思われます。
ヒアルロン酸の方が効果が長持ちだとよく言われますが、この場合ビーズ状の様になって白く浮いたようになる人がたまにいらっしゃいます。そういった意味で、コラーゲンのほうが、見た目での効果が高いと思います。

同じ表情ジワでも、何もしてない時でも残りやすいシワです。皆が見て、「しかめっ面してる」とか「考え事してるのかしら」等、楽しそうでない印象を与えてしまう事が多いです。

普段あまり目立たず、目を細めた時等何かの拍子に出来るシワなら、シワを寄せる筋肉を弱める治療が良いので『ボトックス』で皺眉筋の力を弱めるのが良いでしょう。又、数回ボトックスを行う事で筋肉自体も平らになってくるので効果は期待できます。

眉間のシワで『コラーゲン･ヒアルロン酸』を希望される方は多いですが、何も力を入れてない時にはシワが目立たない人が、力をいれた時に出来るシワにコラーゲン注入して平らにしたとして、力を入れてない時は？となるとコラーゲン注入した個所だけミミズ腫れのように膨らむのです。ですので、何もしていない時にも刻み込まれたシワというものにだけ、オススメしてます。

これも、笑った時に出来やすい、表情ジワでもありますが、もうひとつ、頬と口との境目を表すものでもあります。ですので、年齢と共に頬が下がってくると皮フのふくらみによってシワが出来てきます。

これにはボトックスよりもコラーゲンやヒアルロン酸の方がいいと思われます。または、重力で落ちてきている頬を持ち上げるリフトアップでの治療もあります。
（※フェイスリフトについては、後編でご説明しています）

ボトックス（BOTOX 0.1ml）…8,400円
ヒアルロン酸（0.1ml）…8,400円