なるほど!!マネー講座

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Vol.5 株式投資 その2

株式購入についてを説明した前回。
今回はより大きな株式投資についての流れをお話致します。

株式の仕組み

 株式は「株式市場」という会員制の市場で取り引きされます。一般の人は参加出来ないので、会員登録している証券会社に株式売買の仲介をしてもらう事になります。
各地の証券会社で受けた売買の注文は、注文の入った企業が上場している証券取引所にまとめられ、そして取引が行なわれます。
 購入出来る株式は各証券取引所に登録(上場)をしている企業、又は店頭に公開している株式のみです。

証券取引所の所在

 証券取引所は
・東京証券取引所
・大阪証券取引所
・名古屋証券取引所
・福岡証券取引所
・札幌証券取引所
・ジャスダック(東証内)の6つです。
 その他各証券取引所に新興市場(しんこうしじょう)と言われる
・マザーズ(東証内)
・ヘラクレス(大証内)
・セントレックス(名証内)
・Q-Board(福証内)
・アンビシャス(札証内)の取引所があります。
 証券取引所に上場している企業は、比較的優良な企業が多くありますが、新興市場に上場する企業は将来成長が期待される企業という基準で上場されます。

取引について

 株式は相手がいなければ取引は出来ません。例えばA社の株を購入したい場合、A社の株を売りたいという人がいて、初めて株を買う事が出来るのです。
 又、実際の株式市場では、株価は需給関係により決定します。
 買いたい人が多くなると株価は上がり、逆に売りたい人が多くなると株価は下がります。
基本的に、買いたいという注文の中で一番高いもの、売りたいという注文の中で一番安いものから注文が成立します。

[ 図解!株式市場 ]

株式投資は個人だけではなく、プロや専門の企業等も多く参加しています。


 1~3のそれぞれが証券会社を通じて出したA社株の注文は、基本的にA社が登録(上場)している証券取引所に集まり、そこで取引が行なわれます。
※上記取引以外にも、証券取引所を介さないPTS(私設取引システム)や企業間相対取引という取引方法もあります。

株価が動く要因

●新製品の発売や、新技術の開発→会社の成長が見込める
●荒天による農作物の不作→食品関連企業への影響大
●為替の大きな変動→輸出入業者の影響大
●設備投資を行なう→会社の業績好調と見られる 等
※ジャスダックでは売買方式が2種類あります。

FP久保さんアドバイス

株式投資ではプロと個人投資家が同じ土俵で勝負する事になります。
情報量や資金量等で劣る個人投資家にとって最大の武器は、プロと異なり「時間」をかけて投資ができる事。
その「時間」をかけた投資をする為にも、余裕資金で株式投資を行う事が大切になります。


協力:FPオフィスクライアントサイド ファイナンシャルプランナー久保逸郎
福岡市中央区大名2-10-31ネオハイツ天神1004 TEL:092-716-3487

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