Vol.7　FX（外国為替証拠金取引）

株式購入についてを説明した前回。
今回はより大きな株式投資についての流れをお話致します。

FXとは

　Foreign Exchange（外国為替証拠金取引）の略で、手元の資金を保証金（証拠金）として、その数倍から何十倍の外貨取引が出来る金融商品です。

FXの魅力

　日本円を元手に外貨(米ドル等)を売り買いする際、為替手数料がかかります。この手数料が、FXでは1ドル当たり14銭程度。外貨預金（約2円）や外貨MMF（約1円）の手数料と比べて有利です。
　
又、少ない保証金で大きな取引（＝レバレッジ取引）が出来るのも魅力です。例えば1ドル100円の時に1000ドル購入するには10万円が必要ですが、10倍のレバレッジ取引を使うと、保証金が1万円でも10万円分の取引が可能になります。
　
更に取引は24時間可能です。取引出来る通貨は米ドルやユーロ以外に豪ドル、英ポンド等様々あります。外貨同士のペア（例えば米ドル／ユーロ）での取引や、外貨を「売る」事から取引出来るのもFXの特徴です。

為替差益とスワップ金利

FXでは為替差益と、スワップ金利というＷの利益があります。

■為替差益／通貨を安く買って、高く売れば、その差額を利益として受け取る事が出来ます。
■スワップ金利／国によって異なる金利を活用し、取引の際金利が高い方の通貨を買っていれば、金利差分が為替差益にプラスされます。

FXの注意点

　少ない保証金であまりにも大きな取引（レバレッジ取引）をすると、相場が予想以上に大きく動いた場合等、大きな損失を被る事があります。又、損失金額をある程度抑える為に、取引停止のペナルティ（強制ロスカット）を各社設けています。
　
FX業者の破綻や資金流用の様なトラブルもあるので、信頼出来るFX業者を選ぶ事も大切です。
　
※取引可能通貨、為替レート（為替手数料）、レバレッジ、スワップ金利、ロスカット等は金融機関により異なります。