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 原口クリニック院長の『美容外科・形成外科のホント』 

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読者からの質問~子供のアザ~

産まれた時から
子供の上腕にしみの様なあざがあります。
これは取れるのでしょうか?
どうやってとるのでしょうか?
現在4歳です。(すみれぐみ)

取材陣(以下、取)/まず、この子のアザは、どの様なものだと思われますか?

原口先生(以下、原)/そうですね。写真だけではハッキリと言えませんが、「扁平母斑」の可能性が高いですね。薄茶色のアザで、腕や顔等に多く生まれつきだったり幼少時代に目立ってくる事が多いアザです。この場合、二つの方法があります。

一つ目は、「Qスイッチルビーレーザー」での治療で、傷跡が残らない様に数か月に1回のペースで少しずつ治療していくケースと、二つ目は写真(約:5㎝×3㎝)位のアザの場合は切除するケースがあります。切除の場合は一本線の傷跡が残りますが、子供の皮フは柔らかく修復力も高いので徐々に目立たなくなってきます。

/なるほど。では、他に上腕に見られる子供のアザでよくあるもの又その治療法を教えてください。

/はい。
■青アザ 「異所性蒙古班」
良く見られる箇所:お尻以外の部位
特徴:生まれつきのアザで、青もしくは灰色がかったアザです。
お尻に見られる蒙古斑は自然に消えますが、お尻以外の部分に出来た蒙古班は10歳を過ぎても消えずに
残る事が多く、場所や大きさによって治療を希望する方も多いです。
治療法:
●色(主にメラニン色素)に反応する「Qスイッチルビーレーザー」
●メラニン色素に加え、ヘモグロビンの赤い色素にも反応するYAGレーザー」
●メラニン色素に反応する「アレキサンドライトレーザー」
のいずれかでの治療となります。小さい範囲で少しずつ試し、効果の高いもので治療を進めていく形になります。

その他、液体窒素等を用いる冷凍外科療法等です。

■表面がザラザラした茶アザ「毛孔性苔癬」
良く見られる箇所:肩や背中
特徴:毛穴に角質が厚く溜まる事で発生するアザで、幼少期・思春期に多くみられ、
遺伝性があると言われています。またアザの部分がザラザラで毛が濃い場合も多いです。
大人になると徐々に薄れてきますが、10代の頃に一番強く出る為、治療を希望される方が多いです。
治療法:角質を落とす塗り薬やビタミンB等の内服薬の処方で治療します。

■赤アザ:「単純性血管腫」
良くみられる箇所:全身
特徴:血管が拡張したり増殖したりする事によって出来る良性の腫瘍で、
薄いピンク色から濃い紫色をしています。初めは平坦ですが徐々に膨らんでくる事もあります。
治療法:
●皮フ表面の血管を瞬間的に焼却する「色素レーザー」・「YAGレーザー」
この治療の他、膨らんでいたり範囲が広い場合は切除したり皮フ移植を行う場合もあります。
これら全て、大きさにもよりますが切除での治療が可能です。お子さんのアザの場合、
先程言った様にまだ皮フが柔らかく傷跡が残りにくいので、早い内に切除した方が良いかと思います。
又、蒙古班・茶アザ・赤アザは保険治療が可能ですが、回数や期間に様々な制限がありますので、
診察の際に確認される事をお勧めします。

/なるほど、皮フの色や表面の状態によって様々な種類のアザがあるのですね。
原口クリニックでも治療は可能ですか?

/当院でも診察はしておりますが、レーザーの種類によっては大学病院等の大きな病院にしか無い物や、
小さなお子さんの場合は全身麻酔が必要な場合もありますので、診察・治療法の相談をした上で、
大学病院を紹介しています。

/実は、私の息子の腕にも青アザがあります。蒙古班だから消えるだろうと思っていたので、
消えないかもとは驚きです。場所や大きさによっては、コンプレックスになる場合もあるでしょうから、
子供の為にもどうするのが良いのか早めに相談した方が良いですね。

今回も有難うございました。

◆料金

(原口クリニックの場合)

●蒙古班・赤アザ・茶アザ…保険適応(制限有)

※初診料は1,050円です。



 
原口クリニックフリーダイヤル 0120-016-460 (予約制
福岡市博多区博多駅東1-12-5 博多大島ビル3F
診療日 / 月曜~日曜10:00~18:00  水曜…特診日
原口クリニックのHPも見てね! URL : http://www.haraguchi-c.jp

診療科目
◇美容外科
●目/二重・眼の下のタルミ・膨らみ、まぶたのタルミ、上眼瞼のくぼみ●鼻/隆鼻術、鼻翼縮小、鼻先形成術●口/口唇、歯茎●耳/ピアス●肌/ニキビ、ニキビ痕、肌の黒ずみの除去、ペンだこ、座りだこ、イレズミ除去●顔・輪郭/フェイスリフト、前額部シワ取り、コメカミ、エラ、頬骨●若返り/フォトスキンセラピー、シミ、シワ、ケミカルピーリング、コラーゲン、ヒアルロン酸、ボトックス●毛/植毛、まつ毛・脱毛(レーザー・針)●身体/豊胸、乳房下垂、乳頭縮小、脂肪吸引、身体のタルミとり、でべそ、多汗症●女性/小陰唇縮小、膣縮小●男性/包茎、シリコンボール●その他/ニンニク点滴、プラセンタ点滴、ビタミン点滴、AGA(男性型脱毛症)、ED(勃起不全)
◇形成外科(保険診療)
外傷・手術等のキズ跡、先天異常の形成外科治療(口唇裂・眼瞼下垂・耳垂裂・臍ヘルニア等)、身体各部の腫瘍(粉瘤やイボ・アザやホクロ等の母斑・血管腫・悪性黒色腫等の皮膚ガン)、陥没乳頭、ワキガ、巻き爪、外反母趾等
 

原口院長 原口院長 原口院長より
日本形成外科学会認定専門医
日本美容外科学会認定専門医
社団法人日本美容医療協会認定適正認定医
昭和大学形成外科兼任講師
どこに行くにしてもきちんと説明を受け、質問をし、疑問点のないようにした上で、その場で即決せず、一度冷静に考えてから決めるようにして下さい。
自分自身の体のことです。後々後悔しないためにも、しっかりじっくり考え、医師と相談し、決定していただきたいと思います。

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