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 原口クリニック院長の『美容外科・形成外科のホント』 

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目の下の膨らみ ~読者質問 その1~

今回は、読者様からの質問を元に目の下の膨らみの治療法について
お伺いしてきました。

読者様質問>
他のフリーペーパーにはない手術のいい面、悪い面も紹介されているので手に入ると必ず読んでいます。(略)数年前から目の下のふくらみが気になり、先日初めて美容外科の無料カウンセリングに行きました。そこで「ふくらみの原因である目の下の脂肪を切り、切った所がへこむので、そこに血小板に成長因子を加えたもの?を入れるのがいいですよ」と提案されました。帰ってネットで調べてみましたが、それがいいのかどうなのかわかりません。(略)ヒアルロン酸や脂肪を入れる方法と何が違うのでしょうか?また、リスクなども教えて頂きたいです。 (40代 小春日和)

取材陣(以下、取)/まずは、この治療法についてご説明頂けますか?

原口先生(以下、原)/相談者さんの目元の状態を見なければハッキリとは言えませんが、
下まぶたに脂肪が多い為膨らんでいる場合、脂肪除去は有効な方法です。

しかし凹むと予想される程脂肪を取り過ぎるのは危険ですし、
凹んだ部分がシワやたるみになりかねません。
又、頬の皮フや脂肪が垂れてきて下まぶたの脂肪と頬の脂肪の間が窪み、目の下の脂肪の膨らみが強調されている場合等に、凹み部分へ注入剤を入れる事で解消する方法もあります。

相談者さんが提案された注入も同じ様な事だと思いますが、注入剤の主流はヒアルロン酸やコラーゲン・脂肪になります。

/では「血小板に成長因子を加えたもの」とは
どの様な物ですか?

/まず、血小板の注入による治療についてですが、これはPRP療法と言って、血液から血小板のみを抽出し膨らませたい箇所に注入する方法です。血小板は細胞の活性化を助けたりコラーゲンの生成を促す働きをする為、アンチエイジング効果(ハリや潤い等)が期待出来る場合もあります。又、元々自分の体にあった物を注入する訳ですから安全です。

デメリットは、効果の度合いや持続性に個人差がある事。想定以上に膨らんでしまう事もありますし、持続性が大体半年~1年と言われていてヒアルロン酸と変わりません。にも関わらず1ヶ所10万~20万円と少し高額です。ヒアルロン酸の場合、1瓶で同じ位の値段ですので数カ所の注入が可能になります。

次にこの血小板に混ぜると言う成長因子ですが、恐らく「bFGF」(皮フの再生を促進する薬)の事だと思います。これは日本で唯一薬事での使用を承認されている成長因子で、最近局所注入で使用する医院もある様です。
しかし、これは本来「床ずれや皮膚潰瘍」の治療薬で皮フの表面にスプレーして使う外用薬です。体内に注入する為の物では無く、製薬会社も「注入での使用は止めて欲しい」と訴えています。
実際に効果が出たケースもありますが、「膨らみ過ぎた」「シコリになった」「凸凹になった」と言うケースも多く、相談者さんがこの様なデメリットの部分も含めて説明を受けたのかどうか気になりますね。

/例えbFGF以外の成長因子だったとしても、それは承認されていない物と言う事ですからどちらにしても避けたいですね。

/そうですね、果たして安全な物なのかどうかは疑問です。以前ヒアルロン酸注入での混ぜ物についてもお話ししましたが、注入剤に何かを混ぜる場合、それが何なのか安全性や副作用・デメリット等しっかりと確認して頂きたいと思います。美容外科の施術は急ぐ物ではありません。一度カウンセリングを受け、しっかりとメリット・デメリットを把握してから、必ず一度帰宅しじっくりと熟考した後、ご自身で決断して頂きたいと思います。

/最後は自己責任でしっかりと判断しないといけないですね。
では、次回は実際に目の下の膨らみを治療した場合について詳しくお伺いしたいと思います。

ありがとうございました。

◆料金

(原口クリニックの場合)

●ヒアルロン酸 (0.1㎜)…10,500円
●コラーゲン(Zyderm-I(0.1ml))…5,250円

※初診料は1,050円です。



 
原口クリニックフリーダイヤル 0120-016-460 (予約制
福岡市博多区博多駅東1-12-5 博多大島ビル3F
診療日 / 月曜~日曜10:00~18:00  水曜…特診日
原口クリニックのHPも見てね! URL : http://www.haraguchi-c.jp

診療科目
◇美容外科
●目/二重・眼の下のタルミ・膨らみ、まぶたのタルミ、上眼瞼のくぼみ●鼻/隆鼻術、鼻翼縮小、鼻先形成術●口/口唇、歯茎●耳/ピアス●肌/ニキビ、ニキビ痕、肌の黒ずみの除去、ペンだこ、座りだこ、イレズミ除去●顔・輪郭/フェイスリフト、前額部シワ取り、コメカミ、エラ、頬骨●若返り/フォトスキンセラピー、シミ、シワ、ケミカルピーリング、コラーゲン、ヒアルロン酸、ボトックス●毛/植毛、まつ毛・脱毛(レーザー・針)●身体/豊胸、乳房下垂、乳頭縮小、脂肪吸引、身体のタルミとり、でべそ、多汗症●女性/小陰唇縮小、膣縮小●男性/包茎、シリコンボール●その他/ニンニク点滴、プラセンタ点滴、ビタミン点滴、AGA(男性型脱毛症)、ED(勃起不全)
◇形成外科(保険診療)
外傷・手術等のキズ跡、先天異常の形成外科治療(口唇裂・眼瞼下垂・耳垂裂・臍ヘルニア等)、身体各部の腫瘍(粉瘤やイボ・アザやホクロ等の母斑・血管腫・悪性黒色腫等の皮膚ガン)、陥没乳頭、ワキガ、巻き爪、外反母趾等
 

原口院長 原口院長 原口院長より
日本形成外科学会認定専門医
日本美容外科学会認定専門医
社団法人日本美容医療協会認定適正認定医
昭和大学形成外科兼任講師
どこに行くにしてもきちんと説明を受け、質問をし、疑問点のないようにした上で、その場で即決せず、一度冷静に考えてから決めるようにして下さい。
自分自身の体のことです。後々後悔しないためにも、しっかりじっくり考え、医師と相談し、決定していただきたいと思います。

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日本美容医療協会(JAAM)会員証日本美容医療協会(JAAM)のHP見た事ありますか?
良い医師の選び方や、現在使用されている「注入材料」の各国承認状況・調査内容を見る事もでき、公開オンライン相談(原口先生も協会員として回答してます)等もあります。
気になる事、知りたい事がある方は是非のぞいてみてください。 http://www.jaam.or.jp