8ヶ月掛けて出会った、運命の…
私がこれまで行なっていた”自宅出産の情報収集行動“が、助産師さんにトンでもない大きな誤解を与えており、「自宅出産助産師」の方達からかなり怪しまれていた私。この誤解をきちんと解いておかないと、自宅出産する為に数ヶ月掛かってやっとここ迄苦労して情報収集した様々が水の泡!
でも、別に私は悪い事やおかしな事はしてないし。っていうか何で私が誤解されないかんの!?
色々思いながら電話でしかやり取りしていなかった「Kさん」という自宅出産の助産師さんに来て頂いて、お話をする事となった。
「こんにちは」。ドアの向こうにいるKさんは意外な程若く、きれいな方だった。(助産師=年輩又はお婆様と勝手なイメージが…)
挨拶も早々に、本題へ入る。
「早速ですが、jeekさんはなぜ自宅出産をしたいと思われたのですか?」から始まり、今回の経緯から情報収集での話など、包み隠さず思いの全てを話した。
「…本来、この時期からというのはお引き受けしないのですけど、jeekさんの情熱と思いは十分解かりまし
た。お引き受けさせて頂きますので、宜しくお願いいたします」。『!。有難うございます、こちらこそ宜しくお願い致します(ToT)!!』
やっと。やぁっと、決まった。自宅出産が出来るのだ!情報収集から初めて8ヶ月目。あと数日で臨月突入!という所でやっと決まったのだ。本当に安堵した瞬間でした。そして早速、今後のスケジュールや助産師さんによる母体の現状把握と確認、そしてこれから毎日行なって欲しい事(主に食事や運動指導)等の説明を聞き、次の健診日時を決めて慌しくもその日を無事に終えた。
コレ、マサニ「嘘も方便」
自宅出産が決まった事で、もう一つ片付けねばならぬ事が。それは、妊娠4ヶ月頃から健診に通っている産院に、「通うのを止めます」と報告せねばならないのだ。
とは言っても、最初の頃に書きましたが、この産院の助産師さん達はホンッとにいい方々で、情報収集を始めてまだ自宅出産について何も解からない私に様々なアドバイスや情報をくれ、しかも「自宅出産はとてもいい事だから、頑張りなさいね!でも先生に言ってはダメよ、受診してくれなくなるからね」とこっそり教えてくれたのだ。この友達に出会わなければ、臨月迄健診に通えなかっただろうし(間違いなくDr.の前で
”自宅出産希望“とのたまって、あっさり以降の受診を断られてただろうから)、本当に気を遣ってくれた方々だった。もし、自宅出産が出来なくても、ここでなら産みたい。そう思える所だった。そしてその週末、病院での”最後の妊婦健診“に行った。私達は毎週土曜に行っているが、ここ周辺でもこの産院は評判がいいようでこの日も待合室は混んでいた。
ようやく名前が呼ばれ、診察前の尿検査や体重・お腹回りの測定をする個室へ移動する。そこは助産師さんしかいないので、この時に報告した。すぐさま、助産師長さんらしき方が来られて「決まったのね、おめでとう!じゃあ、今日の健診で先生にその件は言わず、”里帰り出産する事に決めました“と報告して下さい。そしたら大丈夫だから」。とアドバイスをくれた。
Dr.の診察へ
エコーでお腹の中を見て、心音や頭の採寸等を行なったら問診。気のせいか、いつもより診察室に助産師さんが多くいるような。Dr.「…里帰り出産するんですね?」私『はい』Dr.「病院の名前分かりますか?紹介状書きますので」私『…あ、えーっと』”ど忘れされちゃったんですよね、病院名!“私『そ、そうなんです、すみません』Dr.「そうですか。じゃあ宛名なしで書いておきますから、先生にお渡し下さい」。私『はい、有難うございます』。そう。助産師さんが診察室にいつもより多かったのは気のせいではなく、危なっかしいと思われたのか、私を見守ってくれてて、危機が迫った際にすかさずフォローする為に居てくれた様なのだった。本当に最後迄、頭が下がりました。感謝してもし尽くせない程です。
そうして、8ヶ月お世話になった産院と無事円満にお別れを告げたのでした。
(jeek編集長)