私の身勝手な都合…

私の身勝手な都合…

 私が自宅出産をしたい、と思った理由…。それは、一番最初にも書きましたが、もともと好奇心旺盛な性質であるが故に、「自宅出産=人が余りしない事」にとても興味があったのが一番の理由ではあった。けれど、その他にも多々理由があった。それは自宅出産以外の方法だと、「産後5~6日入院せねばならない」。これが当時の私にはとても考えられない事であった。これも何度か書きましたが、ジークや*にーにゃを引っ張っていたのはやはり私であり、その私が抜けてしまうとどうなってしまうのだろう。考えただけでも恐ろしかった。


「いくら何でも、産んですぐには働けないでしょう!?」そう皆さんおもうと思います。いや、ふつーはそう考えると思います。しかし、「産後、動いたりは出来んにしても、原稿書き位は出来るやろ!」と、本っ気で考えてました。「もし、自宅出産が出来なくて入院せないかんくなったら、パソコン持ち込まないかん。はて、電源はとれるかな…。あと連絡は電話やメールがあるから良いとして…」。と頭の中は仕事でいっぱい。その点、自宅ならばパソコンの心配も編集部との連絡について、何の心配も気兼ねもいりません。
…こうして今振り返ると「よっぽど気持ちに余裕がなかったのね、アタシ。かわいそーに」。そう冷静に思うのと「っていうかアホやったなー」と素直に思えます(笑)。
 そして次に「出産費用が病院より安価である」風な事が出産本に書いてあった事。「何で普通に出産するのに、40万も50万もかかるんぢゃ!ボッタくってない!?」と常日頃から思っていた私ですので、当然といえば当然です(緊急を要するような状態で医療の手助けが必須なら別ですが…)。より安価な方に気持ちが行くのは当然でした。続いて「会陰切開」をしたくない。「出産の時はそれ所じゃなかったから分んなかったけど産後、も~傷が痛くてさぁ」。産後の友人が嘆いたのが頭をよぎる。気持ち的にも「アソコを切る」というのが受け入れ難かった。が、妊娠本を見ると「切りたくない場合は、事前にそのことを伝えておくのも良い」と書いてあります。「え?切るのは絶対じゃないの!?どっちでもいいって事?は?それってどういう事?」(この理由は、後に判明するのでその時に)。最後に、「自然に産みたい」。陣痛促進剤なんて絶対使って欲しくない。「出産」って自然の流れであり、母親と児の共同作業力で行われるものであるなら、私はそれがいい。
 …と何やらかんやら合わさって「なんだ、もともと好きでない”病院“で産んで、高いお金払わないかんなら、自分の興味がある
”自宅出産“して費用が安価になり、しかも仕事の気兼ねなくってその上会陰を切らずとも児が産める。もうこれは自宅出産しかないやろ!!まー唯一残念なのは、産後産院で食べれるという”豪華コース料理“が食べられない事かなぁ!!」。
 私の身勝手な都合と、
”自宅出産“のメリット全てがまるで凹と凸のように、ガチッとはまったのは、言うまでもありません。(続く)

(*にーにゃ編集長jeek)

2007/10/01