母乳うんちと粉ミルクうんち

母乳うんちと粉ミルクうんち

 私は今も先日1才になったばかりの下の子に母乳をあげています(もうご飯を食べる割合の方が多いですが)。上の子(4才)共々7ヶ月位迄は母乳オンリーだったのですが、仕事に復帰せねばならなくなった8ヶ月頃からは搾乳のストック(おっぱいを手で搾り、冷凍保存)が無くなってしまうと、やむなく粉ミルクを与えてもらうしかありません。(現場復帰するにあたってオットと話し合った結果、育児・家事の主たるはオットが担当する事としました)


 私以上に「お母さん役」をそつなくこなし、子守り・主夫の鏡といっても決して過言でないオットでも、おっぱいが欲しくて号泣する赤児には手の施し様がなく、粉ミルクを与える他ありません(僕におっぱいさえあれば…と真顔で言ってました)。 やむなく粉ミルクを作ってほ乳瓶で与えると、飲みながら眠りにつくのだそうで、とりあえずオットは一安心。

■ただただ、あ然…。
 脂物や乳製品、洋食を避けて和食中心の食事を摂っているととても健康で美味しい母乳となる為、母乳育児の赤ちゃんうんちはきれいなキャメル、明るい黄土色でちょっと酸っぱい感じの臭いです。そして緩い下痢状なのですが、母乳特有であり、それが正常なんですね。同じうんちでも大人のそれとは全く違って「黒い・汚い・臭い」という言葉とは無縁です。
 産まれた後数日間に出る、まるで岩のりの様な「胎便」が出きった後、約8ヶ月間は「母乳うんち」しか見た事がありませんでした。
 が、現場復帰し始めて1カ月後頃、粉ミルクを初めて与えた後に出たうんちを目にした時は、衝撃でした。
 色は灰色、コロンとした固形となり、大人のそれと似た様な臭いがします。今迄母乳の時は1日に数回出ていた便も、1回もしくは1日出ない事もありました。更に粉ミルクを続けて飲んでいると、うんちの色は黒に近づき、硬さも臭いも増すのです。そして再び母乳に戻ると、うんちも次第にキャメル色の緩い下痢状に戻ります。
 粉ミルクはインスタント食品。「添加物」も沢山入っています。様々工夫改良を重ねられている様ですが、母乳の免疫力・栄養・役割どれを比べても到底かないません。それ以前に、それが赤ちゃんにとって良い物かというのは、便を見れば明らか。
 様々な事情で、粉ミルクを与えねばならない方は仕方ないと思います。ですが、そうでない場合は、どうか赤ちゃんが二足歩行出来る迄は母乳で頑張って欲しいと切に思います。「母乳が出ない、出が悪い、赤ちゃんが飲んでくれない」と嘆くお母さんが多い様ですが、私達人間は”ほ乳類”です。殆どの方は母乳が出ます。ただ、母乳が出なくなる様な事を知らない間に行ってしまっているだけなのです。(これらについて詳しくは、又先々で書きたいと思います)
 未だに仕事で授乳が出来ず、(今日がまさにそうなのですが)粉ミルクを与えるのですが、「仕方ない事、どうしょうも無い事なのだ」と自分に言い聞かせています。しかし、その後排出される「粉ミルクうんち」を見る度、我が子に対して未だ申し訳ないという気持ちで一杯になってしまいます…。
(*にーにゃ編集長jeek)

2008/02/08