母乳育児を成功させ、いい母乳を沢山出す為に大切な5つの事●その2

母乳育児を成功させ、いい母乳を沢山出す為に大切な5つの事

その2
赤ちゃんが頻繁におっぱいを吸う事で母乳の出が良くなり、吸わせる回数が少ないと出が悪くなる。

 私の場合、長男(坊)は水中出産出産後しばしお風呂の中で坊と共に感動にひたっていた為、風呂から上がって布団に横たわり、横に寝かせたまま初乳を飲ませました。ですので産後20分位であげたと思います。とても不思議ですが、赤ちゃんはおっぱいの飲み方を誰に教わる訳でもないのに、上手に飲むのです。その姿を見て又感動。


そして2人目の長女は助産師さんを待たずして産まれて来たので、すぐに布団へ移動し、お腹の上に寝かせて落ちついてから、やはり寝たまま初乳。最初は上手におっぱいを含みきれなかった様子でしたが、口を大きく開かせる等手伝ってあげたら、無事飲み始めました。産後10分位の事でしょうか。
 それからというもの、「泣いたら布おむつをチェックし、おむつじゃなかったらおっぱい」を昼夜問わず、永遠繰り返して過ごす毎日。含ませた回数でいうと一日数十回というレベルだと思います。
 助産師さんから「おっぱいはあげた回数や時間にとらわれる事なく、赤ちゃんが欲しがった時に必ず左右交互にあげて下さい」と教わっていたので、忠実に実行。
 又、愛読していた母乳育児本にも「授乳時間を3時間以上空けるとホルモンの働きに変化が起き、母乳の分泌が低下する」とあったので、夜中も眠い目をこすりながら添い寝のまま授乳していました。ただ、「夜中の3時間おき授乳」は正直かなりしんどいです。赤ちゃんが産まれたら数ヶ月間は慢性的な睡眠不足に必ずなるので、そんな状態で「夜中に3時間おきに起きて…」は、想像以上にきつい。なので、「夜中も赤ちゃんが泣いたら授乳する」とし、時間はもう気にしない事にしていました。(じゃないと心身持たないです…)幸い、それでも母乳が止まる事無く、長男は4歳で自然卒乳出来ましたし、もうすぐ2歳になる娘も今なお飲んでいます。(今は日中仕事をしながらなので、さすがに母乳量は格段に減っているとは思いますが)
 病院出産の友達が、授乳の度に赤ちゃんの体重を測って「何g飲んだ」と飲んだ量に囚われて一喜一憂し、「何時にあげたからそろそろあげなきゃ」と時間で授乳をしている姿を見た時は驚きました。
でも仕方ありません。病院でその様に指導されていたのですから…。
 おっぱいは赤ちゃんが欲しがった時にあげ、飲みたいだけ飲ませるのでいいのです。それが自然であるし、赤ちゃんの胃は小さいでしょうから、いっぱい飲むといっても限度があると思います。
 何はともあれ「泣いたらおむつかおっぱい」。これが母乳育児を確立させるのに大切であるのは間違いないようです。
                 (*にーにゃ編集長jeek)

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参考文献
●ぬくもりのあるお産を求めて  風薫る助産院の窓から 
著/あかね助産院院長
発行者/奥田朱美著 発行所/悠飛社

●母乳の方が楽だった?!
 おっぱいでらくらくすくすく育児  
著/金森あかね監修
発行者/北野寿美代著 発行所/メディカ出版

●桶谷式 母乳で育てる本
編/桶谷式乳房管理法研鑽会 
監修/小林美智子 出版/主婦の友社

2009/01/26